秋の奥利根キャンプ!2000.10.13〜15
春の奥利根キャンプの時に「お風呂に入りたい」
誰かが酔っぱらって言ったその一言で始まった
たきぎ工場 ドラム缶風呂計画!
構想・半年、制作3ヶ月、準備は着々と進められ
ついに奥利根ドラム缶風呂計画が実行された!

10月13日(金) 途中でキノコの買い出しを済ませ、矢木沢ダム奥利根湖に10時に到着した
紅葉にはまだ早いが葉が色づき始めている、貯水率は80%程あり今年の雨の多さを伺わせる
道路の舗装も着々と進行ししつあり、出艇場所まで完全舗装されているのにはビックリした
すぐ後から来た南雲さんのカナディアンに、今回の目玉となるドラム缶風呂とキャンプ道具を
積み込み、11時に出艇・・・と思ったら、新潟から参加の三条のイカちゃん登場!先に出発する

町役人南雲、サメカジ寒河江、発熱体飯田の3名は、今回目的地の左側のコツナギ沢を目指す
今回はキャンプ道具に加え、ドラム缶があるので南雲さんがカナディアンと船外機を用意した
コツナギ沢上陸、11時30分・・・・これからが足場の悪い中の荷揚げとなる・・・・

テント、タープを張り、テーブルを広げ、第1段階のキャンプ設営を完了して、軽い昼食をとる
続いてドラム缶風呂の設置に取りかかる、出入りをするための梯子を作り、見事?完成!!

後から来たイカちゃんも加わりいよいよ、ドラム缶風呂入浴に向け、たきぎ工場が始動した
まずは焚き火だ!!そしてバケツリレーでドラム缶に水を入れていく・・
焚き火の火種をドラム缶のかまどに点火!!さながらシドニーオリンピックの開会式のようだ

今回購入したキノコは、マイタケ、ヒラタケ、1本シメジ、ハスタケ、ナメコ、ナラブサと種類も豊富
それにスーパーで買ってきた、シイタケ、ブナタケ、雪国マイタケも加わり更に豪華になった!!
かまどに火を入れてから2時間、辺りは暗くなり始めているが、一向に温度が上がらない??
水温と気温が低いからだろうか?仕方なく夜の宴会に突入していく・・・
最初はタラバガニが登場した!!

飛騨コンロで焼き鳥を焼く者あり、ホタテを焼き始める者あり・・・・

さらには秋の味覚の代表、秋刀魚の炭火焼きに、煮ダコ・・・・ここって奥利根だよね??

キノコ鍋も出来上がり、ビール、日本酒、焼酎とアルコールの摂取量も増えていく・・・
雨がポツリポツリと降り出し、辺りが闇に覆われ始めた頃ようやくドラム缶から湯気が出始めた

今回、このドラム缶風呂の制作者である、サメカジ寒河江が1番風呂に入る!!「ウーン天国」
続いて発熱体飯田も「極楽、極楽・・ここは奥利根だよね・・・・」と大満足!

新潟三条の五十嵐さん、「いがらし」ではなく「いからし」と言うらしい?三条のイカちゃん入浴!
続いて町役人南雲さん!この人本当に公務員??こうしてドラム缶風呂大成功のうち夜が更けて行く・・・・・

テントを打つ雨の音で目が覚めた、昨日から降り出した雨は翌朝まで降り続いていた
6時を過ぎると次々と他のメンバーもテントから這い出してきた・・・
夕べのお風呂のせいか、キャンプ2日目だと言うのにみんな爽やかな顔で脂ぎっていない!!
イカちゃんがまた朝から海の幸を披露!バイ貝の煮付け・・・「ウーン珍味!」

飯田君は南雲さんの中華鍋を持ち出しホイコーローを作り出した「おいおい、朝から中華か・・」

「おいおい何をやってるんだ?」 南雲さんが秋刀魚を焼き出す!イカちゃんがホタテを焼く!
「これが、朝食?・・・」 朝から宴会モードに突入!

更にカニの王様、毛ガニまで飛び出す始末!!
昼頃来ると言っていた「お〇べ星人」こと岡部さんを出迎えるため、再び焚き火を起こし
ドラム缶のかまどに火を入れる

岡部さんが到着する頃には雲の間から太陽も顔を出し、まだ紅葉の早い山を映し出す
「どうやって持ってきたんですか?」と、不思議がる岡部さんに、僕がドラム缶に入って
佐渡の小木のタライ船のように漕いできた、と言うことにして、いざ、たきぎの湯へ
他のメンバーは今回2度目の入浴である

「お風呂に入っているのかい?良いね・・」 と僕たちの脇を 「チリーン、チリーン」と熊よけの鈴
を鳴らしながらキノコ取りの人達が山に入っていく
まるでお遍路さんの鳴らす鈴の音のようだ、この上に奥利根三十七番札所があるらしい
湯煙の中で目を閉じ心地よく鈴の音を聞く・・・・・

本日の昼食はパエリヤ鍋で作る、鮭のチャンチャン焼きだ、底にバターをたっぷりと塗り、
キャベツの乱切りを目一杯敷き詰める、その上にモヤシ、キノコをちりばめ、塩コショウした鮭
の切り身を乗せ、さらに豪華にタラバガニも乗せた!
日本酒を入れ、味噌を廻りに置き、アルミホイルでかぶせて、焚き火の上で蒸し焼きにする
食後のデザートにと、南雲さんがダッチオーブンで焼きリンゴを作ってくれた!
「もう、最高です!」と、何処かで聞いた言葉を残し、日帰り参加の岡部さんが帰途につく

夜はキノコの天ぷら、ハナダイの煮付け、ホタテとキノコのバター炒め・・・
今夜も山海の珍味のオンパレード

酔い覚ましに、3度目のドラム缶風呂入浴・・・・・・

キャンプ3日目、朝、曇り空ながら雨はまだ降り出していない、焚き火の煙が低く立ちこめる

各自、残った食材の在庫一掃セールだ! 南雲さんがご飯を炊き始めた

最後のキノコでみそ汁を作り、残った卵で目玉焼きを作る

イカちゃんもなにやら始め、飯田君は野菜炒めを作り、朝からお腹いっぱいの朝食だ

撤収作業が進む中、ドラム缶風呂のお湯を落とし、秋の奥利根 紅葉キノコ鍋キャンプは静か
に幕を閉じたのである

帰りはエンジン付きカナディアンにロープで牽引されて
カルガモ一家のようにダムサイトに向かう!

今回のドラム缶風呂は焚き口の空気穴が小さく火力が
上がらず、お湯を沸かす時間が掛かったと言う問題は
あったものの、まずは成功と言って良いのでは

ドラム缶風呂 たきぎの湯2号の制作を検討しようか・・・

たきぎ工場企画広報編集室 サメカジ


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